リベラルアーツと教育

最近はまっているリベラルアーツの話をしましょう。リベラルアーツは日本語にすれば教養というそうです。教養といえば、人を褒める時にあの人は教養があるとかいいますよね。私は最初にリベラルアーツ関係の本を読む前には教養=知識という認識でした。すなわちも博学というか、物知りという意味であの人は教養があるなと言っていた気がします。

 

実際にはリベラルアーツは自由7科と呼ばれる、文法、論理、修辞、算術、幾何、天文、音楽と言われています。古代ローマから受けつがえれているそうです。教育が昔からあるなんて驚きですね。それだけ教育の重要性は昔から認識されていたんですね。現在でも教育といっても子供のためのものでもありませんよね。昔のギリシャやローマは当然戦争がたくさんありました。ですから教育は最初は戦争に役立つ人物の育成だったそうです。一方では、農業に役立つ人物の育成からスタートしたところもあるそうです。地域の文化からスタートしたものと同時にやはり宗教の出現もそこに影響を与えています。つまり、宗教が末長く存続することができるように、宗教の伝承としての教育も盛んに行われてきたようです。イメージしやすいとは思いますが古代ギリシャの政治は共和制に近い形だった思います。ですから、戦争に役立つ人物や農業に役立つ人物の育成とともに、政治を1つの権力に好き勝手させないように民間からも優秀というか広い知見を持つ人物を養成する役割をもっていたともいえます。

 

そうした過程をへながら自由7科はなぜ自由か。人を自由にさせる科目なのです。つまり、自由とはたくさんの社会的環境や習慣に制約

されることなく、自由にものを考えて実行することができる能力を育成する学問といえると考えます。私は、上記にあげた科目が今も教養に繋がるとは思いますが、突然の出演ですが池上さんが挙げている教養の方が現在では教養に繋がると思っています。例えば、経済や宗教、宇宙、歴史などがそれです。私はこれらのことにほとんど興味がありませんでしたが、勉強するうちにその魅力に取り憑かれています。特に歴史は人類が作り上げてきた文化や考え方の集大成を学ぶことができる学問だと思います。

 

それに加えて数学も興味を惹かれる学問です。私は正直いって数学が苦手です。それでも学ぶことに楽しさを覚えるのです。私はリハビリの仕事をしていますが、本来ならばリハビリを行えばその効果を判定することが必要でいつものその効果を発信しなければいけません。ですから、すでに日常生活の様子を数字にしたり、体の動きにを数字にして表すための指標が存在しています。ですからもっとこれらの指標を有効活用しばければならないのです。しかし、どうも利用しきれないでいました。これらのことを数字にして利用することがリベラルアーツとして数学を学ぶことでそのつながりを捉えやすくなった気がします。

 

つづく…。